海外競馬――凱旋門賞やサウジカップ、ドバイワールドカップ、香港国際競走など、世界には心躍るビッグレースがたくさんあります。近年は日本馬の活躍もめざましく、注目度は年々高まるばかり。でも、こうした海外レースはJRAの馬券では一部しか購入できません。この記事では、海外競馬をブックメーカーで楽しむ方法、注目レースの年間カレンダー、オッズの見方、おすすめのブックメーカーまでを解説します。(最終更新:2026年7月)
海外競馬とは?ファンが注目する理由
海外競馬とは、その名のとおり日本国外で行われる競馬のこと。ヨーロッパ、アメリカ、中東、オセアニア、アジアなど、世界各地でハイレベルなレースが開催されています。近年は日本調教馬が世界の頂点を争う場面が増え、注目度が一気に高まりました。
象徴的なのがフォーエバーヤングです。2025年2月に世界最高賞金のサウジカップを制すると、同年11月にはデルマー競馬場で行われたブリーダーズカップ・クラシックを日本調教馬として史上初めて勝利(矢作芳人調教師・坂井瑠星騎手)。さらに2026年2月のサウジカップも連覇し、同レースを複数回勝った史上初の馬となりました。2023年のパンサラッサ(サウジカップ)やイクイノックス(ドバイシーマクラシック)に続く快挙で、ダート・芝を問わず日本馬が世界の主要レースで有力視される時代になっています。
こうした海外レースのほとんどは、JRAの馬券では買えません(JRAが「海外馬券」を発売するのは、日本馬が出走する一部の指定レースに限られます)。世界中のレースに賭けたいなら、海外ブックメーカーが有力な選択肢になります。

注目の海外ビッグレース(年間カレンダー)
ブックメーカーで狙いたい、世界の主要レースを時期順に紹介します。

- サウジカップ(2月・サウジアラビア/キングアブドゥルアジーズ競馬場):1日で複数の国際競走が行われる、世界屈指の高額賞金デー。2025年・2026年とフォーエバーヤングが連覇しました。
- ドバイワールドカップデー(3月末・ドバイ/メイダン競馬場):芝・ダートのG1が集結。日本馬の勝利も多いビッグデーです。
- ケンタッキーダービー(5月・アメリカ/チャーチルダウンズ):米三冠の初戦。世界的に賭けの対象として最も知られるレースのひとつです。
- ロイヤルアスコット(6月・イギリス):英王室が主催する、格式高い開催。イギリスのブックメーカー文化と最も結びついた開催週でもあります。
- 凱旋門賞(10月・フランス/ロンシャン競馬場):ヨーロッパ最高峰のG1。くわしくは凱旋門賞をブックメーカーで楽しむガイドへ。
- ブリーダーズカップ(10月末〜11月・アメリカ):2日間で14のG1を行う北米の祭典。2025年のクラシックはフォーエバーヤングが日本調教馬として初制覇しました。2026年は10月30日・31日にキーンランド競馬場で開催されます。くわしくはブリーダーズカップの完全ガイドへ。
- メルボルンカップ(11月・オーストラリア):「国が止まる」とも言われる豪州最大の競走。多頭数のハンデ戦で、イーチウェイ(各順位賭け)が特に人気になるレースです。
- 香港国際競走(12月・香港/シャティン競馬場):1,200mから2,400mまでのG1が同じ日に集結します。4月の香港チャンピオンズデーとあわせた開催の全体像、現地プール・JRA発売・固定オッズの違いは香港競馬のガイドで詳しくまとめています。
海外競馬をブックメーカーで賭けるには
海外ブックメーカーなら、JRAが馬券を出さないレースも含め、世界中のレースに賭けられます。オッズは「デシマル(小数)オッズ」が主流で、たとえばオッズ5.00の馬に1,000円賭けて的中すれば払い戻しは5,000円(賭け金を含む)です。
日本の馬券と大きく違うのがオッズの決まり方です。JRA・地方競馬のパリミュチュエル方式はレース発走後にオッズが確定しますが、海外ブックメーカーの多くはベットした瞬間のオッズがそのまま確定する固定オッズ(フィックスドオッズ)。あとで人気が集まってオッズが下がっても、自分の配当は変わりません。
賭け方の呼び名も異なります。1着を狙うウィン、規定着順以内のプレイスのほか、日本の馬券にはないイーチウェイ(ウィンとプレイスを同時に買うため資金は2倍必要)が海外競馬の主役級です。大レースではレース当日より前から賭けられる「アンティポスト(前売り)」も人気ですが、出走取消でも原則として返金されない点には注意してください。対象レースのライブ配信を提供しているブックメーカーもあります。
※ 各マーケットの仕組みはブックメーカーで競馬に賭ける方法でくわしく解説しています(イーチウェイのプレイスターム、同着=デッドヒートの精算方法など)。
海外競馬を扱っているブックメーカー
先に、意外と知られていないことを。海外のブックメーカーなら競馬が買える、とは限りません。スポーツブックの競技一覧に競馬そのものが無い業者は珍しくなく、サッカーと野球とテニスは充実していても競馬の欄が存在しない、ということが普通に起こります。だから「海外ブックメーカー」でまとめて語らず、1社ずつ競技一覧を見るのが確実です。
ここでは、2026年9月17日に日本語表示で競技一覧を開いて実際に競馬のカードが並んでいたところを挙げます。レース数はその時点のもので、日によって増減します。
1xBet
日本語のスポーツ一覧に「競馬」と「競馬アンテポスト」が別々の競技として並びます。見た時点で競馬は188レース、アンテポストは94。あわせてグレーハウンドレースとトロッティング(繋駕速歩)もあり、さらに競輪と競艇まで置いているのが、ほかではあまり見ない並びです。
BetWinner
1xBetと同じ系統のプラットフォームで、競技の並びもよく似ています。見た時点で競馬189レース・アンテポスト94・グレーハウンドレース18。こちらもトロッティング・競輪・競艇を扱っています。
👉 BetWinnerのレビュー / BetWinnerの公式サイトへ
その日のカードに並ぶのは、どこの競馬か
ここは期待と実際がずれやすいところなので、そのまま書きます。同じ日のカードを開くと、並んでいたのは25開催——イギリス(ヤーマス、ポンテフラクト、サウスウェル、ニューベリー、エア)、アイルランド(ナース)、オーストラリア(コーフィールド、ランドウィック、ゴールドコーストほか)、ニュージーランド、フランス(オートゥイユ)、南アフリカ、カナダ、インド、アメリカでした。
つまり日常的に並ぶのは欧州・豪州・北米の開催で、JRAの開催が毎週そのまま載るわけではありません。日本のレースを買うつもりで登録すると、ここで話が違うことになります。いっぽうで凱旋門賞やブリーダーズカップのようなビッグレースは、開催のかなり前からアンティポスト(前売り)市場が立つことがあり、そこが海外ブックメーカーならではの入り口です。
実際、翌9月18日に同じ業者のアンティポストの欄を開くと93イベントが並び、その中に凱旋門賞(10月4日)とスプリンターズステークス(9月27日)がありました。毎日のJRA開催がそのまま載るわけではないけれど、注目度の高いGⅠは前売りとして立つ——ここが実際のところです。
イギリスの老舗では bet365 と William Hill も競馬の品揃えで知られています。それぞれの中身はレビューにまとめました。
賭ける前の注意点
- オッズは変動します:人気や出走状況で日々動きます。最新オッズは各ブックメーカーで確認を。
- 時差に注意:海外レースは深夜・早朝の発走になることも。居住地の時間に換算して、発走時刻を事前にチェックしましょう。
- 精算ルールを確認:出走取消(ノンランナー)の扱い、同着(デッドヒート)の精算、イーチウェイの対象着順は業者・レースによって異なります。
- ライセンス・入出金・日本語対応を確認:はじめての方はFukuBetのレビュー評価基準も参考に。
- 法的な注意:ギャンブルに関する法律は国・地域によって大きく異なります。日本国内では海外ブックメーカーの利用は賭博罪に当たり得るとされています。必ずご自身の居住国・地域の法律を確認し、年齢制限を守り、余剰資金の範囲で、自己責任で楽しんでください。「のめり込みかも」と感じたら、居住国・地域の相談窓口へ。
よくある質問
海外競馬はどこで賭けられる?
JRAの海外馬券は日本馬が出走する一部の指定レースに限られるため、世界中のレースに賭けるなら海外ブックメーカーが選択肢になります。ただし業者なら必ず競馬を扱っているわけではなく、競技一覧に競馬が無いところもあります。2026年9月17日に日本語表示で確認した時点では、1xBetとBetWinnerが競馬とアンティポストの両方を扱っていました。利用できるかどうかは居住国・地域の法律によって異なります。
日本馬は海外で勝てるの?
近年は活躍が目立ちます。フォーエバーヤングが2025年11月のブリーダーズカップ・クラシックを日本調教馬として史上初めて制し、サウジカップも2025年・2026年と連覇しました。2023年にもパンサラッサがサウジカップを、イクイノックスがドバイシーマクラシックを制しています。
JRAの馬券と海外ブックメーカーは何が違う?
オッズの決まり方が違います。JRAはパリミュチュエル方式で、売り上げをプールして的中者に分配するため、オッズが確定するのはレース発走後です。海外ブックメーカーの多くは固定オッズで、ベットした瞬間の価格がそのまま確定します。扱うレースの範囲も、海外ブックメーカーのほうが広いのが一般的です。
イーチウェイとは何ですか?
ウィン(1着)とプレイス(規定着順以内)の2つを同時に買う、海外競馬特有の賭け方です。1つの賭けで2本ぶんを買うため、必要な資金は2倍になります。何着までが的中になるか、プレイス配当をウィンオッズの何分の一にするかは、出走頭数やハンデ戦かどうかで変わり、業者ごとにも異なります。メルボルンカップのような多頭数のハンデ戦でよく使われます。
アンティポスト(前売り)で賭けた馬が出走しなかったら?
原則として返金されません。出走が確定する前の段階で高いオッズを取れるかわりに、そのリスクを負う仕組みです。ただし業者によっては非出走時に返金する特約を設けている場合があるため、賭ける前にルールを確認してください。
海外レースの発走時刻はどう調べる?
各ブックメーカーのレースカードや主催者の公式サイトで確認できます。表示がその国の現地時間になっていることがあるため、自分の居住地の時間に換算して確認するのが確実です。
初心者でも海外競馬を楽しめる?
楽しめます。まずは競馬ベッティングの基礎でウィン・プレイス・イーチウェイといったマーケットの違いを押さえておくと、海外レースも同じ要領で見られるようになります。なお、どれだけ調べても的中や利益が保証されるものではありません。余剰資金の範囲で楽しんでください。
関連ガイド:レース別では凱旋門賞とブリーダーズカップ、オッズの基本はオッズの見方・計算ガイド、海外ブックメーカーの法的な扱いはブックメーカーは違法?もあわせてどうぞ。
日本のレースでは、有馬記念をJRA公式データで検証したページもあります。過去20回の1番人気・枠順を数え直し、パリミュチュエルの払戻率を固定オッズの合計提示確率に換算しています。
日本のレースでは、菊花賞をJRA公式データで検証したページもあります。過去20回・延べ359頭の全着順から、人気・枠順・序盤の位置取りのどれが本当に情報を持っているのかを確かめた回です。
フクベット(FukuBet.asia)は、海外ブックメーカーをスポーツファンの視点で比較・解説する日本語の情報サイトです。ライセンス・オッズ・入出金・日本語対応などを一つずつ確認し、良い点も注意点も正直にお伝えしています。評価の詳しい方法はレビュー方針・評価基準、運営者については運営者情報をご覧ください。
ベッティングは20歳以上・余剰資金の範囲で楽しみましょう。ギャンブルに関する法律は居住国・地域によって異なります。 | 最終更新:2026年9月18日










